JR南武線尻手駅より徒歩20分ほどで、かなりわかりにくい場所にあるお店です。
らーめん いのうえの外見
主要道路から一本外れたガード下にたたずみ店構えは昭和にタイムスリップしたかと感じるレトロな外観になっています。昔はご近所の方が集まっていたであろう小料理屋の面影を色濃く残す看板と見た目です。
しかしここはまぎれもないラーメン店です。噂によるとご主人の息子さんが脱サラしてお店を改良してリニューアルオープンしたとのことです。なので外観に前身のお店の面影が残っているのだろうと勝手に思っています。
さてわかりにくい場所をついに突き止め、到着するとすでに5名ほどの行列。専用の駐車場はなく、コインパーキングも若干離れたところにあるため車での来店は控えたほうが無難だと思います。
らーめん いのうえの店内の状況
閑静な住宅街の中にあるので私語もほどほどにしましょう。並びながらメニューを拝見しました。
醤油、煮干し、限定、赤辛など意外と種類は豊富です。今回は煮干しをチョイスしました。店内はテーブル1、カウンター4ぐらいのこじんまりとした内装でこのテーブルがすごかったです。
杉の一本もののテーブルでその重厚感に圧倒されます。おそらく前身の小料理屋の置き土産でしょうか。そんなことはさておき、キッチン方向に目をやると、レトロな内装には似つかわしくない監視カメラ映像がずらりとモニタリングされているエリアがありました。
この一角だけ秘密基地感が・・・おそらく並んでいるお客さまの動向をチェックしているのでしょう。
煮干しラーメンを注文してみた
食券をお渡しして待機していると、キッチンの中には湯煙の中からでもわかるイケメンご主人が忙しそうに右へ左へ移動していました。そしていよいよ煮干しラーメンが目の前に届きました。
茶濁濃厚スープの中に見える美しい麺線の細麺で、どんぶり半分を占める大判チャーシューにシャチハタ印鑑ほど太~い味のしみたメンマが3本あります。
とどめに絶妙の茹で加減の煮卵がラインナップされています。そして実食。細麺にからむ煮干しの濃厚スープが味わい深くしみわたります。そこに絡みつくシャキシャキの紫玉ねぎが程よいアクセントになっています。
とにかく煮干しが濃厚でした。一体何キロの煮干しがこのスープに濃縮されているのでしょうか。
メンマ、煮卵、チャーシュー、麺、スープ。このループで箸が止まらなくなりました。目まぐるしくドンブリを駆け巡り私の胃袋へ飛び込んでいきます。
ありふれた表現になってしまいますが、濃厚だけどさっぱりという感じです。気づけばドンブリは空っぽになりました。
残った濃厚スープはチャーシューご飯にドッキングしました。まだまだ楽しめます。チャーシューご飯と濃厚スープの相性も抜群でこれもまた箸が止まらないです。
おでこに光る汗を尻目にあっという間に間食しました。ごちそうさまでした。ふと周囲を見渡すとあえ玉を注文しているお客さまもちらほらおられました。
私の嗅覚が正しければこちらからは芳醇なカツオの香りが漂っていたような・・・。次回はこのあえ玉挑戦してみたいです。
こちらのお店は試行錯誤を繰り返し、不定期でメニューが変わっているようです。現状の繁盛に満足せずに研究を繰り返すご主人、いつもありがとうございます。また来ます。
店舗の情報
店舗名:らーめん いのうえ
住所:神奈川県横浜市鶴見区矢向1-7-26
電話番号:045-583-1614
営業時間:[火~金]11:30~14:00、[土・日]11:00~14:30
月曜日休み
Twitterアカウント:@inoue_turumi
※営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
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